交響詩篇エウレカセブン

相変わらず、半分も把握できなかった私ですが
(http://eureka.g.hatena.ne.jp/)
(http://d.hatena.ne.jp/itashin/20060402/p2)
この二つを読みながら、
なんとな〜く分かったふりは出来そうです。


レントンの星の命だった指令クラスタ
人身御供としてエウレカが選ばれるが
自壊プログラムが組みこまれているので
じきに世界終了確定。だが、エウレカの意思が
ギリギリ指令クラスタになる事を拒み、世界は留まる。
でも、危ないっちゅーんで、レントン電グル
スカブん中で、二人だけど頑張ろうぜ宣言。
コーラリアン&融合した人間達が、
別の宇宙(another dimention)で
より良い進化(共存)を目指していく。
融合した人間達ってのは
スカブコーラルと化した地球内にいた人類でOK?


で、コーラリアンってなによ?
というか、なんのメタファーよ。
コンパクドライヴは携帯電話とかだろ
人間と一つになろうとしたり
拒絶したりする大いなる意思ってなんだよ。
抗体コーラリアンも、よくわかんねーし。
スカブコーラルってなんや。
戦争とかインターネットとか、そういうのかな。
あっ
人間が人間以外の生物で、コーラリアンが人間って事か。
うわー。いや…うん?分からん。


そんで、電気グルーヴの『虹』ですよ。
エウレカセヴンのセヴンは『虹』だと思ってたので
電グルの『虹』は薄っすら予想してましたが
あそこで虹つかうのは…もう、ねぇ?*1

虹



レントンビルドゥングスロマンとしては
中々、面白かったと思います。
アドロック→ホランドレントン→モーリス
と男として内在する『父親』とは。
を巡り、自立していく少年の姿。
まぁホランドはデューイとの確執から
兄の存在を抱えていた訳ですから
レントンにとっての、兄だったのかもしれませんが。
無理して父親ぶろうとして、失敗したり
怒りを直接、行動に出してしまう所なんか
まさに兄だと思います。
レントン側から見ても、
ホランドに憬れて、幻滅して喧嘩して
心強い支えになっていくあたり、そうなのかなと。
(http://d.hatena.ne.jp/jujuru/20060402#p1)
ここなんか、凄いよく書かれていて面白いです。


あーこう考えると、コーラリアンてのは、
自分の理解できない相手の事なのかな。
好きになれば成る程、分からなくなる恋人とか
ガミガミウルサイだけで、
バカにしている上司、先輩。後勿論、家族もか。
近くにいるから分かってるつもりでも
成長と共に、思春期を通して嫌悪したりする家族。
そういう人と、どうやって上手くやっていくか。
理解しあっていくか。って事なのかな。
で、一回離れるってのは、
東京に上京して一人暮し始めて
離れて見ると、意外とすんなり
お互いを認められるようになる。とか。
これは、ちっさくしすぎか。
まぁ、現代社会における自分が
社会や家族と邂逅していく情景を
カウンターカルチャーの視点で描いてた、と。
子供のできない体を持った、ビームス夫妻が
自分にとって、都合の良い両親になりかけるけど
殺さなくちゃいけなくなる所なんか
なんとも社会問題的ですねぇ。


犯罪を犯す子供じゃなくて、
社会や取り巻く環境の問題にしたり*2
超パワーを偶然(或いは選ばれ)手に入れた子供が
社会や環境を壊していくアニメ*3なんかに比べたら
まともな、ドラマツルギーを持ってたんじゃないすかね。
そういうのがウザイなら、やっぱ視聴率悪いんでしょう。
萌え萌えして、
つまらなかったらチャンネルを変えれば良いのなら
そりゃあエウレカセブン、ウザイですね。
実際、説教臭いっちゃぁ、臭いですし。
生真面目に作品を作ると、
多少ウザイ部分が出てくるんは、しゃあないっすね。


スタッフのお祈りは、視聴者に届いたんでしょうかね?

*1:どうにも素直に「感動した!」とは言えないらしい

*2:主人公役の子供が世界を憂い、ピュアなラヴだけが正義ですよ〜みたいな

*3:凄い力を手に入れた僕なら世界を変えられる。悪から救える。みたいな