新ドラマ4 - fastcorealgorithm

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金曜日

　スマイル　金曜ドラマ　TBS
　　脚本 : 宅間孝行 *1
　　演出 : 石井康晴*2 : 坪井敏雄*3
　　プロデューサー : 瀬戸口克陽 *4 : 高成麻畝子*5

公式→http://www.tbs.co.jp/smile09/

このドラマはなんつっても、がっきーがかわいいって言う事なんじゃないすかね。なんで、男の子は何時んなっても、カッコつきの『清純派』っていうのが好きなんでしょうね。がっきーも最初はそういうプロデュースされてなかったのに、気が付いたらもう、清純派の枠からはみ出さないようにされちゃって。何時の時代も、こういった男の子の都合に合わせた幻想を仮託される女の子ってのはいなくならないね。だから、けいおんの黒髪の子が、現実にいそうかどうか、いたらどうかみたいな、もうどうしようもなく気持ち悪い議論を、真剣な表情で普通に行う事が、とてつもなくどうでもいいように、アイドル好きとかじゃなくても「がっきーかわいいよな」「あんな女いねーよ、いても痛いわ」みたいな事が平然と行われていて、勿論当たり前のように、そこに女の子の主体性なんてもんは無いわけですよ。その上、そういった需要を積極的に受け入れない女の子をビッチ扱いして罵る訳。最近は、女の子も強いなーって思うけど、今までの傾向では一部の積極的に受け入れる女の子は大体が少し狂っちゃって、そしたらあの女優はもう終わっただのなんだのと陵辱し、自分の掌の精液は見てみぬ振りするんですよ。もうおっさんが、アイドル女優に自分のアニマ重ねるのキモイよー。お前は女装しろよー。んで、鏡を見ろ。男の子だってもっと多様化してる筈だよ。ドラマの感想じゃなくなっちゃった。普通にいいんじゃないすかね。TBSらしくて。大抵こういうのは、不幸な話に決まってるのに見ちゃうってやつじゃん。でも実のところ、大企業の圧力とか、警察の傲慢な捜査とか、そういうのに勝つってのが分かった上で、すっきりしたかったり。そういう欲求をどれだけ持続させるか。っていう部分だと思うの。だから、最初とかに捕まってるまつじゅんの未来と言うか、そっからの思い出を振り返る的なのがあってさ、そこらへんは流石TBS手馴れたもんだなって思う。アレがあるから、安心してわくわくを持続出来るんでしょ。

　名探偵の掟　金曜ナイトドラマ　テレビ朝日　小説原作
　　脚本 : 大石哲也 *6 : 山岡真介*7
　　演出 : 宮下健作*8 : 常廣丈太*9
　　チーフプロデューサー : 五十嵐文郎 *10
　　プロデューサー : 関拓也*11 : 高野渉*12

公式→http://www.tv-asahi.co.jp/meitantei/

このドラマはなんつっても、香椎がかわいいってryなんか演出が中途半端で、時効警察的なものにしては、もっと振り切ってあざとくてもいいと思うし、堤幸彦的なことがしたいんだったら、けれんみが無さ過ぎる。でも別にそんなすごい嫌なわけじゃないんくて、逆にテレ朝の正当なB級感なのかなーって思うんだけど。そっちよりも、脚本がキツイ。原作のせいなのかな？制作の前段階の問題かもしれないけど、これドラマでドラマを突っ込んでるようで、自分で自分しか突っ込んでねーんだよ（少なくともそう見える）。NON STYLE好きな人には悪いけどあれさぶいだろ。それお前事だろ知らねーよ、みたいな。体裁がコメディだから、余計に見てらんなくて。うーんと、多分だけど上記したような他のモノだと、そこを分かりやすく回避する為に、このドラマの外の価値観を持ってくると思うんだわ。俺は好きじゃないけど、TRICKの習字みたいな。でもここに出てくる密室とか、ダイイングメッセージは、推理小説のアイテムでしかなくて、ただのミステリーあるあるになってるんだよ。あーあるある、で？小説だとそれでいいのかもしれないけど、ドラマだとWhy/Becauseがドラマティックなわけでしょ。ドラマの場合、あくまでもアイテムは障害だからさ。本来このフォーマットなら、崖の上で語りだしちゃう内容部分を脱臼させる事が、作品の外部、つまり社会だったりドラマを見てるあなたにボールを投げるってことじゃない。特に最近じゃ、秋葉原の事件だったり、ダークナイトだったり、人を殺す人の内面てテーマとして復活してきてるわけじゃん。コメディにして、いじってやるならそっちでしょ。
役者が役を演じていることを分かってる、って発想が面白いのかなーって見る前は思ってたんだけど、むしろそれが足かせになってる感じ。ミステリーっていうお題目を壊してるつもりなのかも知んないけどさ、小さい！なんか全体的にこじんまりしてるよ！このドラマの中で起きた事件にあるミステリーアイコンは、所詮この中のルール、価値観でしかないから。これ小説じゃないから。とりあえず、変な部屋に入って話すあのスタイルはやめた方がいーんじゃないかなー。俺の好きな俳優が、俺の好きなスタッフと仕事して、何でこんなにつまらないんだ？って、もう凄いショックだったよ。俺けっこう、ここは固いと思ってたんだけど。原作？原作なの？あとチーフスタッフが、ちょっと苦手なんだけどこの人？なに？脱構築？うるせえっ！！

　コンカツ・リカツ　金曜ドラマ　 NHK
　　脚本 : 野依美幸*13 : 仲村みなみ
　　演出 : 岡田寧*14 : 松本健*15
　　制作統括 : 田村文孝*16 : 大屋光子*17

公式→http://www.nhk.or.jp/kindora/konkatsu/

ごめんなさい、ごめんなさい。もー調子こいた事言わないので許してください。コンカツとかアラフォーって流行語みたいにしてるけど、実際、本人超辛いでしょ。気晴らしに読んだ雑誌、家族との食事中に何となく付けたTV…なにこの包囲網みたいな。全然この人らとプロフィール違うのに、この居たたまれなさは一体…
ある側面では凄く充実してて満足してんだけど、結婚偏差値なんて言って、職業とか年齢とか年収とかずらーっと並べられちゃうと、楽しい独身生活ってのと同時に、振り返るのが恐い程の膨大な時間の塊が降りかかってきて、どうにかしなくちゃっていう焦りで涙がこぼれる。でも充実した独身生活っていう自信が邪魔したりして。そうなってくると、毎日のループそれ自体が恐怖になって襲ってくる。環境変えないと、急がないと、ヤバイ、親が消える、超ヤバイ！なんかある意味、ニートと同じ悩みのような気もしてくる。時計を進めるのが恐すぎて、焦るだけ焦るのに、涙が出るだけでまんじりとも出来ない。あー1人で死ぬんだな、ってリアルに想像しちゃったりして、布団に潜って逃げてばっかり。分かってる、分かってるのにどうしようも出来ない。だから恐い。うへー、きついこのドラマ。EDの今すぐKiss Meで死にたくなる奴いるんじゃないか。

　湯けむりスナイパー　ドラマ24　テレビ東京　漫画原作
　　脚本 : 大根仁 *18
　　演出 : 大根仁
　　プロデューサー : 岡部紳二*19 : 五箇公貴*20 : 納戸正明*21 : 赤羽智比呂*22

http://www.tv-tokyo.co.jp/yukemuri/

ある意味、いつものTV東京　ドラマ24。ここ数年でサブカル系としてメキメキと頭角を現している大根仁の演出を見るドラマなのかも。CKBの音楽はちょっとズルイ。今期は、人生をやり直したり、人生をやり直す為に一歩踏み出すみたいな、現状からの変化というか、今のままでいいわけない。っていう空気があるのかもねー。