新しいプロレス界の地図を泳ぐ
ここ数日で、プロレス×格闘技界に様々な事がおきた。
まずは、GPWA(グローバル･プロ･レスリング同盟)について。
プロレス界にも、プロとして制度の徹底が
過去なんども叫ばれてきた。
猪木･馬場体制でそれを試みた事もあったが、
この二人で話が纏まるわけは無い。
それが今回、こんなにあっさりと決まるとは*1驚きだ。
発起人は、ファースト･オン･ステージ中村祥之代表。
新日本でも、NOAHでもないのね。
NOAHは独自のルートで、
海外団体と、そう言ったものを作る構想があったらしいが、
中村代表の考えに概ね同意。参加を決定したらしい。
この話も、結構ドキドキもん
もう日本の団体で、コミッショナー制度を作るのは無理と踏んで
独自の路線のまま、海外を通じて団体を大きくしていくと。
後にも書くが、このGPWAには、海外の団体では
ROH、EWA、WORLD-1、WLWといった団体が含まれている。
このうち幾つかと、NOAHが交渉を進めていたかと思うと、
NOAH渉外部長、仲田"ドラゴン"龍、恐るべしといった所。
それでは、参加する事が決定している団体と
その発起人として名を連ねている人達についてです。
･大谷晋二郎(ZERO1-MAX)
･三沢光晴(Pro-Wrestling NOAH)(初代連盟会長就任予定)
･村上和成(BIG MOUTH LOUD)
･浅野起州(IWA･JAPAN)
･高木三四郎(DDT)
･TAKAみちのく(KAIENTAI-DOJO)
･川畑憲昭(Eldorado)
･Steve Corino(WORLD-1)
･Cary Silkin(ROH)
･Harley Race(WLW)
･Chris Raaber(EWA)
･佐々木健介(健介オフィス)
･高山善廣(高山堂)
今後女子プロレスの団体も含まれていくらしい。
しかし、あれ？あの団体は？あそこも何で？
というような感じですねぇ*2
何せ…親日本、全日本の名前が無い*3…
これでは、アメリカと日本の関係ではないか。
新日本(アメリカ)がヤダっつってるのに、
全日本(日本)としては焦って首を縦に振る事は憚れる
と言う事か。流石、新日本の衛星団体！
武藤は、参加したがっている気がするけどな。
まぁ、全日は、遅れて参加するとは思うけども。
しかし、DRAGON GATEの立場が微妙に為ってくる。
ご覧の通り、今回の発表では、GPWAに参加してはいません。
DRAGON GATEこそ、
独自のルートで団体を成長させてきた歴史が在るので。
これに参加することで、
そのルートの効力がほぼ無効化してしまう恐れがある。
また、団体のシステムも、他団体に比べ独特で
この新しい制度によって、魅力が削がれてしまうと、
極当たり前のインディー団体になってしまうかもしれない。*4。
ROHとか入ってるし、加入しないと面倒臭そうだけど
ここは悩むところだろうなぁ。
話し合いを進めていくしかないですねぇ*5。
続いて、この制度の目的と
具体的に予定されている事についてです。
･興業日程の調整。興行がぶつかる事を回避する。
･ルールの統一。裁定委員会の設立。
･レスラーの登録制、ライセンスの発行。
･基準に満たないレスラーは、非公認レスラーとなる。
･レフェリー、リングアナウンサーも登録制に。
･新人レスラーの合同トライアウト。
･引退後のレスラーの支援。
･共同道場の設立。
当面は連盟主催の合同興行での収益を活動費に当てるようだ。
一見、良い事尽くめだが、
・ルールの統一。裁定委員会の設立。
レスラーの登録制、ライセンスの発行。
・基準に満たないレスラーは、非公認レスラーとなる。
この当りは、繊細に取り組まないと、
DRAGON GATEや、みちのくプロレス等は、
魅力が薄れてしまう危険性を感じている。
アイデアで、乗り切ってきたインディー団体にとっては
慎重になってもらいたい。
そして、このような同盟が出来る事で
加入していない団体への、
風当たりが厳しくなる可能性、と言うのもあるだろう。
その他にDSEやパンクラスという、気難しい団体もあるんですよね。
今後どうやって、距離をとっていくか楽しみです。
あっ！リアルジャパン！！佐山！佐山！！
ついでに、猪木のコメントもね
続いてのニュースです。
