絶対に見ないドラマラブシャッフル

俺の知り合いで二人、絶対に見ないと言っていたドラマラブシャッフル
そこそこ面白いので「もったいないな」と思うけれども。


このドラマは毎回テーマと回答のようなものが提示され
 それと相互補完的なものなのか、脚本的なドラマツルギーが殆ど無い
さらにそれを大オチでぐら付かせるような事をするんだけども。
回答の部分は、ウサたんが大演説をぶつ事でその体をなしていて。
社会問題(風)だったり、恋愛論(風)だったりと
テーマごとの正論というか、日本人の平均値のような内容の事を
うさタンの隠されたカリスマ性によって、
大衆を扇情・煽動するように鼓舞し、
まるで溜飲を下げた、かのように見せるわけです。


問題はその大演説で。
うさタンだからしょうがないかという
玉木くんのキャラクタでたすかっているけど、
なんか普通に「それ違くね?」と思っちゃうんですけど。
大オチで、その大演説も含めた足場がぐら付く感覚で
ぐいっと引っ張るには、そこの吸引力がもっとないとなー。って。
いやね、何かを疑いなく主張することが難しい世の中だからこそ
うるせーー!
多分、野島伸司自身が、自分の言葉に騙されてないでしょ。


これもある一定の主張ではあるんだけど
ラブシャッフルでは、言い訳があらゆる形で配置されているので
こういった言い方もし辛くて、これを書いたところで
 ラブシャによって、主張が生まれたね!
って言われちゃう。そういうのも含めて、ずっこいなって思う。
んでもって、そこそこ面白いのがまた困っちゃう。