崖っぷちのエリー


西原の作品を映像化する時にどうしても出てきてしまうのだが、彼女はそれを身を持って体現して来たという実績に裏打ちされた説得力というのが作品の魅力になっているので、実際は作品ではなく、作者の魅力に他ならない。それを映像化し、あまつさえ名言かのように文字化したモノを映像に写してしまうというのは、それこそ絵に描いた餅であって、西原の作品を見て感じる、仕事に貴賎とか言ってられっかバカヤロウというものが、下流=才能があっても認められない、からの、上流=いけ好かない連中、への睨みっていう持って行き方には不満を感じる。君には才能があるから頑張れって言って見守ることしか出来ない奴よりも、汚い罵りばかりをぶっかけるが仕事をよこす奴を信用するっていう所じゃないのかな。がこれは西原評全般にとって一生言われる前置きだと思う。それを置いといて、ドラマの方は、山田優が久しぶりにビンボーメンみたいだった。あとはテレ朝っぽい手癖って出来てきてるなという印象。最近この手のが多いので、実話という前書きがあって成立させてる感じ。正直この手のは好きなのでうだうだ言ってるけど普通に来週も見ると思う