去年の僕のヴィジュアル事情


とはいっても、フェスやレーベルについては
極力注視しない、MIX CD的な音重視の事情です。


去年は何といっても、
UVERworldや、abingdon boys schoolや、LM.Cの方向に
Dir en Grey的なものだった、Girugameshが接近した事が大きい。
 その前段階として、08年11月にだしたアルバム「Music」の
 「Break Down」が09年を予期している。
 イントロからBメロまでは、まだ、前作の延長線上という
 枠内で語る事が可能なのだが、
 サビに入ると、急にLM.Cのようになる展開が新鮮だった。
 また、同アルバム内の「evolution」に至っては
 ニューレイヴを文字通り大胆に展開。
 このベクトルは、09年キラキラ系を始め
 多くのバンドに影響を与えた。
そしてその結果、Girugameshを軸に逆側に
D'espairsrayや、Dや、DELUHIを並べることが出来、
驚きだが、DEAD ENDまでが、そこに並べることが出来る。
 特に音がCreature Creatureだった事に顕著なのだが、
 音は完全に、ゼロ年代仕様。
そしてこれまた驚きなのだが、
Girugameshからこっち、2バスよりのバンドの殆どが
頭文字D、ということ。
よく分かんないけど、強そうな共通認識でもあるんでしょう。
確かに-OZ-や、摩天楼オペラや、Versaillesなどはあるんだけど
これはこれでひとつの纏まりがあって、
大仰さのグラデーションが見えるかと思います。
 Dの横に-OZ-が来ると、その次が摩天楼オペラになる感じ。
多分エンジニア的な違いだと思います。
それとは別に
lynch.やDEATHGAZE、SadieやSel'mなどもありますが
今個人的に熱の大きい、逆側に針を振ってみると、
アリス九號以降のキラキラ系に、LM.C辺りを補助線に置いた
xTRIPx、THE KIDDIE、ViViD、Vistlip、みたいな
ハイブリット化があって、
その次に、ゾロや、SuGへ行くと言う。
(アンティック-珈琲店-の活動休止は残念
とくに、メガマソ涼平は別にして、
ゾロのたつひのステージングは
女形シーンの最先端として一見の価値がある。
 jpgで見ても全然伝わんないぞ
D方向バンド、NoGoD華凛のステージングも中々匹敵している。
 Gifで見ても全然伝わんないぞ
なんかもう、バンド名書いてるだけになってきたので、
もう止めるけど、
Girugameshの立ち位置の変化によって、
混沌としたシーンが、右と左にクッキリしだしてきていて
それが、バンドにどういう影響を与えるのか
ファンは棲み分けするのか、敵対するのか
メジャーとインディーの音的な差別化が難しくなってくると
殆どJ-POPのヴィジュアルバンドの受け止め方に
ブレイクスルーは起きてしまうのか。
そろそろコード進行的な、新しい波は起こるのか。
などなど2010年も目が離せないですね


その他にkannivalism事件簿や、BREAKERZやJealkbをどうするかや
メリーが9mmのセカンドなんかより
全然いいアルバム作ったりとあったんだけど、
オルタナティヴなアザーシーンのようなイメージで
こういうバンドが、またシーンを見えづらくしてくれると
変なバンドが出てきやすいのかな。
そうだThe Gazette、ムック、メリー、アリス九號、シド、kannivalismで、
流れがあるんだけど、書いてないからだ。
この辺りは、殆どメジャーってのもあるけど
2010年は風向きが悪そう。
積極的な、ハイブリッド化を望みます。