モテたくて…
ネットとリアルのモテ
やっぱ「モテ」の概念について、
納得できる話って、未だに聞けないんだけど
当たり前過ぎて、ワザワザ言う無粋な人は
少ないって事なんだろうな。
最近のネットでは、恐い人も多いので
「モテたくて」
が機能する場所は、決して万能ではない。
って事が、抽象的なセンスの在り方の本質なんじゃないかな。
「モテなくてもいい」
ってのが、見栄なのは分かるけど。
それすらも無い、状態を
なに状態と定義するかで変わってくるんだろう。
いや逆に、右や左に定義したら
「モテたくて」≒「モテなくてもいい」が
「モテたくて」VS「モテなくてもいい」になっちゃってる状態。
それが、どうしても納得できない。
…?理解できないか。
んまぁいいや。
じゃあモテってなに?
つー感じで「モテ」の概念自体が
共有していない状態で、ワザワザ答えるんは無粋。
って空気が出来ちゃうから、VSになっちゃう。
と、考えた訳です。
で、俺の考えるモテってのは
不特定多数が、自分に好意を抱いている状態。
だと思ってるんですね。*1
会った事も無い人に、好かれる為ってやつ。*2
そんで、会った事も無い人間に好かれる為に努力する
どこにも露出していない奴が、
会った事無い人間に好かれる、それこそが、幻想だ。
と、考える事が「非モテ」な訳ですよね。
そういう発想のルーティン自体を認めない。
でもね、その努力や、労力自体を「モテ」として反発するのは
過剰反応だと思うのですよ。
行為として求めている物は、一見「モテ」かもしれませんが
それは、反応として求めている物で
実際の行為が求めている物は、
不特定多数からの好意では、無いのではないでしょうか。
そこが「モテ」にも「非モテ」にも
肩入れできない根拠になってます。
個か団体か
じゃあ、実際の行為が求めている物は、何か。
それは、不特定多数からの好意では無く、
確定された個人からの、好意ではないでしょうか。
その上では、
「彼氏・彼女が欲しい」「恋愛がしたい」
と願う事は「モテたい」ではないでしょう。
確定された誰か(まだ会った事の無い人の場合も)を
自分の生活で機能させたいって事が
「恋愛がしたい」だとするならば。
ただこの時に、うっかりというか。
特に考えずもせずに、
「モテたい」
と、言ってしまう事は、言葉のあやで。
「大好きな人に好かれたい」
って事じゃないですか。本質的に言いたい事は。*3
「モテたくて」と言っている人の中で
このタイプの、一番ポピュラーなモテない人*4が
物凄い勢いで、
「電車男」系か、「電波男」系に
扇動されていっているのならば、
こうして歩兵・足軽が大量に生まれている(と思っている)
背景に一番最初で、一番大きい嘘。
「モテ」という曖昧な概念を用いた、
大衆扇動が存在するように思います。
それは、不特定多数に好かれようと考えている人が
まずどれだけ、存在するのか。
という事です。*5
誰かのの言う「モテ」とは、
好きな人に好かれたい感情が、殆どなのではないでしょうか
それが「非モテ」に「モテ」と称されて
攻撃されているように感じています。
でも、モテたくて…
それでも、傍から見たら、そう見えること。
それを茶化すと
「モテたくて」になる事。
それが、面白い事。
それは、全然納得できる。
でも「モテ」が敵と見なされるのは
なんだか、過剰反応で
「モテなくてもいい」
の言い訳として「非モテ」が存在して
それがカウンターカルチャーだと
勘違いする装置になっている事に
違和感と、恐怖を感じます。
そもそも、存在しないとすら思っている「モテ」
それを攻撃して、勝った気になるナルシストや*6
とばっちりで、ダメージを背負う人間。
それのお陰で、殆ど存在しないと考える
「モテ」至上主義者。
それを一度、嘘でも言いから肯定する。
その行為として
「モテたいって正直に言う」
といった、ポーズを取らなくてはならない。
それが、ネタじゃなく成立しちゃっている。
それってどうなんですかね(ニヤニヤ)。
「モテたいって正直に言う」
と言う事も、俺は必要無いと思っています。
甘いでしょうか?
NAME IS NOBODY
「モテたくは無いけど、好きな人には好かれたい」気持ち。
それは、取り敢えず「モテ」と呼ばれ。
「モテ」ではないとアピールする為、
取り敢えず「萌え」と叫んでいる。
そんなネット難民達が
ネットの片隅で「萌え」を叫ぶ
状態に着地点を探してあげたいと思っています。
それが「ぬるい」「甘い」と称されるのは
どうしても、しょうがないのでしょうか。
蛇足。
「萌え」こそ心理。「萌え」こそ純愛。
だと、声高に叫んでいる「非モテ」の方は
自分が叫ぶのは勝手な上、
ネットの片隅で「萌え」を叫んで居る人まで
巻き添えにするのは止めた方がいいんじゃないスか。
それは「萌え」でも何でも無くて、
中学生の恋愛感なだけでしょう。
TVタレントや、著名人に憧れを抱き
それを恋と錯覚する事は、悪い事ではありません。
ちょっと背伸びして、学校の先生や
校内の人気者を追っかけても別にいいでしょう。
それが、アニメだったり漫画のヒロインでもいいです。
人に迷惑をかけなければ一人で思う(叫ぶ)分には。
この話しは、
インターネットの対抗軸は、リアルではなくリアリティ。
(http://d.hatena.ne.jp/ATOM-AGE/20050929)や
鬼ごっこ
(http://d.hatena.ne.jp/ATOM-AGE/20050926)
の時に書いた、インターネットを通して行われる
人格統合と、それを許さないネットの雰囲気とも関連していて
結果的に、名無しさんを奪う側の論考に利用されても
「のまネコ」の時のように、
権利と詐欺を挿げ替えるんでしょうかね。
もうちょっとだけ続いた→
http://d.hatena.ne.jp/ATOM-AGE/20051104