笑いについて(考)

更新が滞ってますが、ちーと、悩んでまして。
納得できる、文章が書けないんですね。
で、OKの基準が厳しくなってた部分があるんですが
自分の昔の文章を読み返したら、
そっちの方が、面白いというか
元々自分で書いているつもりが、無かった物を
4-5年続けてきたので、
人の文章読んでいる感覚なんですが…
でも、キッチリしていないというか
OKの基準は、相当甘く感じます。
つー感じで、少し基準を甘くして
脇のガラ空きな文章を、書こうとしているのですが
書けない。
難しいもんです。
で、ネタが無いので、それより更に昔の
自分でも忘れていた文章が見つかったので
2001年当時の、HP始めたばかりの文章を
リテイク。リミックス。違うか。載せます。
恥ずかしいです。

笑いについて書こう。
私は「笑い」が好きだ。
「お笑い」というよりも、「笑い」が好きであって
「お笑い」はそこまで興味が無い。
そして、「笑い」が好きなだけで俺自身が「笑える」わけじゃない。
「面白く」も無い。
ここで言うが、「笑える」という事と
「面白い」と言う事は全然違う。
勿論好みとボキャブラリーによって
俗にいう趣味が違うと思われるが、
結局そこまで変わらないと付け足しておく。
だから享受して貰えなくても、しょうがない。

人気者 その1

例えばあなたの近くにこんな人が居ないだろうか?
自分から見て、全く面白くないにも関わらず
大多数から面白いや、明るいなどと形容されている人物が。
文化祭や体育会などで、目立っているだけで
面白いことをしていないのに、笑いが頂けるような人物が。
彼らは面白い訳じゃない。
と、考えてしまいがちだが、実は彼らは面白いのである。
彼らは自分にとって笑えないとしても
それは、自分にとって「面白く」ないだけなのだ。
ココで彼のような人物を「人気者」と位置付けたい。

「人気者」はその場の状況に対して幾つかの条件付きで
確実に面白いという結果を得ている。
ココで多くは触れないが、笑いには幾つものパターンや
条件、アイテムをこなして結果でたものが
陰か陽かを判断したものであって
陰か陽を判断すると言う時点で、それ自体が重要だと言う事になる。
いや勿論、過程を評価をする事は出きるが
「人気者」に置いてはそれは関係無いのである。

ココで実験をしてみたい。
俺は「人気者」ではないが、とある場所で俺の考えた条件で
笑いを用いないで面白く出きるか?という
まさに「人気者」に変身してみたのである。
先に言うが、「人気者」には誰でも簡単に為れる。
「人気者」に程遠い、俺が言うんだから確実だ。
俺は、その場に置いて、笑いを極力抑えて
その代わり、回りの環境を事細かに観察し、
特定の状況に於いて、幾つかの条件を用いてみた所
後日、友人を経て観察させた結果、
俺の印象を面白い人にする事が出来たのだ。
笑いを用いないで、「面白い」と思わせる、
コレが「人気者」の条件である以上成功だろ。

人気者 その2

残念ながら、笑いに於いて全てに関係してくる事なのだが
自分自身はオンリーワンだということだ
見た目、声の質などがココでは包括される。
それを俺のケースのみで判断するのは非常に危ない。
この事を理解して頂いたうえで、
条件について話そう。

「人気者」
基本的に、大きい声で話そう。
 (大きくても、耳障りな場合も考えられるが・・・
そして要所要所で、大きくて更に高くすると尚更良い
必要以上の、身振り手振りとオーバーリアクション
更に、過剰な疑問系。
全ての結論を、自分では無く相手に預けてしまう事で
笑いのキャパがなくても、相手に面白いと錯覚させると言う事だ。
声や、リアクションは実はフェイクで、重要な事はこの錯覚だ。

面白いことを言っているかと、アタカも思わせる行為である疑問系。
コレは、ここ5.6年で開発された種類の笑いだと
思われるかもしれないが、結構歴史は長い。
なぜなら、その多くは漫才の形式ではなく落語の形式だからだ。
ここ何年か、コントにその傾向が見られるので
最近のものだと思いがちだが、落語が廃れ
吉本の原型を作った当初からエンタツアチャコに至るまで
使われ、有名な所では青空球児・好児などに顕著だ。
何年か前までは、その趣向が古いとされていた筈なのに
それを知らない世代が、更にゼロからもう一度再構築した、
と言うのが本当の所だろう。

しかし、疑問を投げかけている方がボケていると言う前提を
相手に植え付ける行為が必要になってくる。
だから、最初のうちは相手に任せず、
自己完結型・半疑問系を使うのが望ましいと思われる。
コレは、最初は練習が必要かもしれないが
慣れてしまえば、もっとも簡単な笑いの要素で
ある一定の笑いの基本にもなってくる。
練習台として、海砂利水魚→現・くりーむしちゅー
有田哲平をイメージしていただけると簡単だと思う。
自己完結型・半疑問系を逆に使っているケースだが
それを過剰に演技する事で、両方の笑いに対応しているので
すぐそのまま使えるし、自分のダメージも少ないと思う。
ただし、自己完結型・半疑問系には注意が必要で
コレを止め、対人受用型・半疑問系に移行させる
タイミングを間違えると、ただのウザイ・疲れる人
と取られてしまう可能性がある。

人気者 その3

簡単だが、危険な自己完結型・半疑問系。
コレは、早めに切り上げてしまう方がイイのかもしれない。
タイミングを図るのは、何にしても、やはり経験と実績が
必要だという所だろうか…
そして、自己完結型・半疑問系→対人受用型・半疑問系
に移行している時点で相手にこちら側がボケているんです
といった、合図を決めてしまうとかなりの上級者と言えよう。
俺の場合は、2:1の割合で常に同じ言い回しで
自己完結型・半疑問系を取り入れてみた所、
3回に一回はこの言い方でボケる、と相手にインプットされたようで
何にもしていなくても、3回に一回相手が、笑うようになった
ココまでくれば、勝手に相手が笑いに変換してくれるので
半疑問系の必要は無い。「人気者」の出来上がりである。

コノ面白くないのに、面白い「人気者」
笑いの要素は少ないものの、笑いを作る上での基本がかなり入っている。
いくら、自分にとって「面白くない」とはいえ
そこで拒否をせず、彼らをよく観察してみよう
モット沢山の、笑いの要素を吸収出来る可能性に
満ち溢れている。実験材料としては最適なのだから。
そして、あなたも「人気者」という「面白い」をやってみよう
結構簡単に出来てしまうと思うので、最初の内は気持ちよくて
しょうがないのでは?あとは自分の人徳しだいで
本当の「人気者」にも「嫌われ者」にもなれよう、努力次第で。

なんだこれ?w