ミラーボールは回っていなかった。

最近、小沢健二の「愛し愛されて生きるのさ」
がCMでかかってます。
良い曲ですね。
こんなに、切ない曲を書いてたんだなぁ
と言う思いは、今の方が強いです。
「愛し愛されて生きるのさ」
と、言うしかなかった過去の状況は
今の方が、落ちついて傍観できます。
アノ頃の子猫ちゃんは、どう思って
小沢の見下しきった目線に、共感していたのでしょうか?
彼ほど、人間を信用してない
 (バカな奴に説教をして暗い歌を作るより、
 ラヴリー×2♪って歌う方が、
 どれだけの皮肉と悪意がこもってるか、分かりますよね)
それどころか、実験としてメジャーのフィールドを使い
まんまと売れて。
思った以上に、日本の音楽業界が単純だった事を実践してみせ
その後の、アルバムが(あまり)売れなかった事に
再確認と、絶望をしてその気になりゃ、この国を好きに出来る
…位は、多分本気で思ってたアーティストは居ないでしょう。
結局アホな日本を見限って、NYへ飛び立ってしまいましたが
小沢は言ってみりゃボディ・ブロー
だったんですよね。
確かに、刹那だなぁ
 今のCM見て、いいなぁこういうの…とか
 やっぱ名曲だったよね…とか
 コンナCMに共感してるバカップルどもは( ゜Д゜)イッテヨスィ
とか思ってる奴等を見たら
今の小沢君は、何を思うんだろう。
やっぱり絶望して、
アレから随分経つけど、本質的に何も変わってないなって思うのかな。
もうどうでもいいよ、全部分かったからって思うのかな。
やっぱまだ、帰ってこないのかな…
ホントに、刹那だなぁ
LIFE 刹那