風景画のような風景に 旗を抱える旅立ちの情景 後ろ髪を引かれるような戸惑いも無く 憐憫の思いが鼻腔を擽る 今倒壊するビルの屋上に ふらふらと揺蕩う君の 唇を読み上げようと 必死にもがくけれど 僕は 「愛してるなんて言ってねぇ」 額縁がズレ落ち 焦点調…
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