ももクロちゃんとかまってちゃんと怪盗少女と魔法少女 ももクロ編


ももクロとかまってちゃんのライヴを見に
渋谷まで行ってきましたっ
既に何らかしらの方法で見た人には言うまでもないでしょうが
凄かったですっ、二日経っても全然魔法が解けません

元々は多くの方と同じ様に怪盗少女が気になって
どうしてこうなったか分かんないけど
1曲の中に10曲くらいのアイデアが入ってるとか
これだけ異常な曲の後は何しても驚かないと思ってたら
こ、ココナツしか言ってないっ!
次どうなるか考えようとしてた俺バカじゃん!
だのにNAZEかめちゃくちゃアガるっ
んあー女の子が回ってるっ!!
といった衝撃的な出会いはあったのですが
かまってちゃんとの2MANだから観に行った
今見ないと駄目な気がしたのと
二つのエクストリーム表現が同時に見れるっ!お得!
っていう感覚ですよね

アイドルのライブを見るのは、サマソニPerfume以来というか
正直あれは、場を収める為に殆どの時間を使ってて
将棋倒しの隙間からちらっと見た感じで
ほぼ見たうちに入らないから、
一本のまとまったアイドルのライブを見たのは
生まれて初めてだったのですが
アイドルのライヴはこういう感じか
なんて余裕全然なくて、
全力の六人を只々眺めて、踊って声出して
ポイントポイントでタグを貼るのが精一杯。
総括しろって次元じゃねーぞっ
俺は現場に行かないで語る限界とか、
元気をもらった、とかあんまり好きじゃないし
実感したこともなかったのですが
そういうの、うっちゃられちゃいました


真っ暗な中ズンズンビートが流れてきて、
おっ始まるかって所で
ステージの上から多分しおりんの声で聞こえてきたのは
『今ここにいる皆が歴史の生き証人になるっ☆
 私たちが先に倒れるかお前らが先に倒れるか勝負だー☆』
っていう


「どういう感じかなあ」とか準備する前にカマされた
豪ストリームとかで言ってる
アイドル戦国時代をどのグループよりも意識した
ちょっとどうかしてる好戦的なパフォーマンスや
対抗戦での戦い方や目的を自覚してるから軸がぶれない
といった話は、全部終わってから
「(はあ…はあ…)た、確かにっ」と思いましたが、
その場の自分は、雷が落ちた感じがして、
今すぐ走りだして最前に行きたかったです
というか行けなかった後悔が残ります
ももクロちゃんに全部の力を搾り取られて気絶したかった


この後ChaiMaxxに入る前に7曲連続で…
って言ってたらしいんだけど
もう頭に血が登ってたので、
3、4曲目辺りは一曲一曲終わるごとに
鳥肌全部立ったっ!て自分と
楽曲単位で聞いた印象や、PVで見た印象と比較したり
あかりんは勿論
有安としおりんの声も識別できるクサイ(ビシッ
とかしてたんですが
5曲目辺りから終わるごとに
えっMC行かねえっ!どした↑?
って、実際に声が出ちゃった
会場のみんなもどよめいて
何かが起きてる予感に皮膚がゾクゾクして
ホントに歴史の生き証人になるんだって思った。思った
後から考えたら、対ロックバンド対応
異種格闘技戦セットリストなんだなあこれは


一曲一曲何がオカシイか
どこに引っかかるかとか言いたいところですが、
パフォーマンスについて全く冷静じゃない頭で
出来る範囲総括しまう
生のももクロちゃんは画面で見るよりぷりぷりで
楽曲単位でハマらなかった曲も
ダンス込み、彼女たちの体込みだと凄く面白い。
ライヴ前は楽曲によっては
これだけ合いの手自体が楽曲の中に内包されちゃってたら
打つどころかぽいぽいぽぴー出来ないんじゃ
と思ってましたが、預ける所は預け、カマすとこはカマし
それが何でこんなにって位キマる。
練習量も勿論凄まじいんだろうけど、
恐らくこれは音と歌と踊りが
どの程度の時点で纏まってるのか分からないけど
画を前提とした構成を決める時に
行き着くであろう完成形のベクトルが
こちらの想像を上回ってるから完成形が美しいんだと思う。
自分は言っても楽曲ありきの入りでしたが、
 (それでもYouTube以降の表現物だと思いますが
楽曲は勿論、
パフォーマンス集団としてのアイドルがどうして面白いかを
彼女たちは文字通り体現してた。
自分たちで楽器も触らないし曲も書かない
イレモノの表現者でしか有り得ないんだから
彼女たちでなければいけない理由なんて無い
と心の何処かで考えていたと思うんですけど
少なくともこの日のライヴにおいて
ももクロちゃんのパフォーマンスはちょう音楽的。
彼女達の体から音楽が出てきて、
それがダンスで表現されてる。
そのダンスの構成は、彼女達固有の
キャラクター的身体から逆算して作られてる。
そうか違うんだ、こう言う事なんだ
だからアイドルは歌って踊るんだって
一滴もお酒飲んでないのに降りてきた。
とかって言葉で言っても
抽象表現に目覚めた何かぽいすけど。
もう文章力が非力なのがもどかしい
俺がなんか言うよりも、
一度落ちてるライヴ動画を見て下さい
そこになんか感じるものがあれば
ライヴを見に行ってもゼッタイ損しない。
最後の走れ!の時には、正直ベタ曲だと思っていたのに
ヤバい俺、中高生の女の子に勇気をもらいかけてる
何この今までのライヴで感じたことのないタイプの感動
という体たらくぷりでして
首までどっぷり魔法に浸かってしまいましたとさ
ねえボクと契約してよ☆


ライヴの終盤、
れにちゃんのダンスが既定路線から外れだして
狂気を纏った瞬間がカッコ良すぎて完全に死ぬかと思った
死ぬかと思った