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TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!



TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!


以前コチラでも紹介した成馬零一さんの新書です。以下感想。
テレビドラマの批評ってまだシーンと呼べるモノもないし、(ブログなんかの)印象感想の域を出ず、特定の作家を切り口にしないと、ひとつの本として体裁を整えることすら出来なかったと思う。つまりもしこれ以降ドラマ批評シーンがモノになるとしたら、何も無い場所に点を打ち続ける作業の一つ目の入口になる本になる。この本がやり遂げた事は、最低でも今後この本以降を踏まえざる負えなくなるという事なのかなと思った。
入口となったテーマは、ブログでも評判の良かった「人間芝居とキャラ芝居」の見立て。正直僕は演技について門外漢だけども、この本に書いてある役者の持ち味という話はとても分かりやすかった。これだけでもここ10年の見通しはかなり良くなっているのだけど、そこを入り口に各ドラマの批評は演技論を超え、TVドラマが内包する無意識に描いてしまう時代の変遷が垣間見える作りになっているように思う。テレビドラマ批評の定型の提示を一冊の本にまとめたモノとして、嵐を入り口に新しい切り口をキチッと提示出来ていますし、簡潔に言えば、すげーなってのと、ヤラれちゃったなあという思いです。