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90年代に途切れた関係

95年当時。震災もサリンも、TVの向こうのお祭りで、
過剰流動性どころか、今流行のTVネタくらいに思ってたと思う。
その後、恐怖は心の奥に折りたたんでただけで
存在したと、気付くのだけど。
それよりも、98,99年辺りのロンブーのTV。
一番分かりやすいところで言うと「ガサいれ」シリーズ。
これが衝撃的だったのは、
自分の彼女がいつどこで誰と何してるかなんて分からない。
という、当たり前なんだけど直視したくない現実だったわけです。
これには学生の殆どが、自分の彼女に対して不安を感じた。
ヤバイ。洒落んなんない。信用出来ない。裏切られたくない。
正直、こっちの方がリアルだった。
で、やっと気がつくんですよ。
あっ、サリンとか大地震ってあったよな。
浮気どころか、いつどこで誰とどんな形で、
彼女が死んでいても自分は気が付けない。って。
そう。この後、携帯電話が流行るんです。
つねに、監視して無いと不安。
でも結局、携帯持ってても、
実際には出来ないけれど、
24時間監視したとしてもそういう時は、不安なんですよ。
だから、浮気する。
彼女って、趣味や部活と同じように、
絶対的なものにすんのは洒落んなんない。
こっちの心がもたない。
そのために、一人に20%づつくらいが丁度よければ
5人くらいは、行けそうな子を確保しておく。
50%なら、2人くらい。
それは、女の子も同じなんだけど。
ガキでバカだから分かんない。
こっちの方が狡猾くらいに思ってる。
20%の時に、向うが80%の時だけだよ。
その予想が当たってるのは。
ま、お互い40%、40%だったりすんだこれが。
そういう価値観が似てるから、付き合ったりするもんで。
これが当たり前になると、
想像上の恐怖を作り出しちゃう時がある。
普段40%くらいで付き合ってると、
160%くらいの剛速球を投げる女の子の事を
凄く異常で、恐い物に感じる。
まぁ、恐いんだけど。
自分をそれだけ好き。って嬉しい筈じゃん。
でも、素直に喜べない。
俗に言う、ストーカーという言葉が流行しだす訳です。
俺、これって未だに、不安が生み出した
都市伝説じゃないかって思ってる部分があって。
都市病っていうのかな。
しかも、自分がストーカーになるかもっていう逆説的な恐怖。
それは以前、
出来ないけど監禁して24時間見ていないと、不安で死にそう。
とか感じていた経験があるから。
過剰に人を好きになる事を恐がる。
この頃になると、もう自然と
過剰流動性には対応しているし、ポストモダンは成立している。


こんな感じで、ロンブーは良くも悪くも
世界の見え方を変えたと思う。
お笑いとしての話は抜いて書いちゃったから、
アレだけど、ロンブーっていうのは
時代の恐怖を常に先回りしていた印象がある。