風俗嬢への偏見は、男女の友情の有無。

私は、風俗嬢が『人生経験』の為*1
風俗産業へ参加する事に、強い抵抗があるんですね。
それは、
「ニ・三ヶ月、風俗やったぐらいで
 浮世を見たつもりンなってんじゃねーよ」
「うちで、社会科見学のつもりか?あ?」
「おめーみたいのが、社会派気取りつつ
 『うちは人生経験豊かやで、よー分かんねん』
  とかヌかしたら、ぶっ飛ばすぞ!」
って気持ちが、どっかにあるからだと思います。
『人生経験』の為に、風俗で働くのって
風俗で働いている人に、一番失礼なんじゃないかな。
また『夢はかわいいお嫁さん』とか言いつつ、
抜き抜きポンやってちゃ、ダメだろ!
それ『かわいいお嫁さん』になる為に、一番遠回りだよあンた!


後、タイトルは最近『はてな界隈』で
議論(?)されているらしい*2
男女の友情もテーマにしたつもりなんだけど
セックスフレンドとセックスレスフレンド*3
の境界線って、尤もらしい所等へんが
現時点での、着地点になってるみたいですね。
友情の指針が、
男性が女性を見る点線の目線が
女性性を除いてしまう事への違和感に
到っているという事でしょう。


私の価値観が、一般的であるとは思いませんが
男性が、男性の友人を見る点線の目線も
男性性を除いて見ている訳では無い、と思っています。
ルックスだって、センスだって、
筋肉だって、メガネだって、
その人の魅力のパーツとして充分に意識して、
男性の友情は成立していると思っています。
だから『こいつは、ウザイけどカッコいいから好き』
っていう友達は充分成立する、と考えますし。
それは、友情だと思います。
このような形で、私は友達*4への
魅力を見る目を性と捉え
それを加味した上で友達と接する事を
友情だと考えます。


それは、個人が持つレゾンデートルへの敬意の現れで
人間として見ない失礼さを
感じているからなのかもしれません。
これは、少し視野を広げると、分かりやすく
同性愛者を異形と捉えるか、否か。
という事への提言になっているのですね。
個人が持つレゾンデートルへの敬意といった
性の肯定の範囲内で
ゲイを男性として見るか、女性として見るかという事です。
それでは、友情から、情が抜けているのでは。
と考えるわけです、私は。


何故なら、ゲイをゲイとして見るか。が抜け落ちている*5
ですから、女性も男性もゲイもレズも
友情が成立するには、自分以外への対等性の指針として
敬意という情けが、必要不可欠なのではないでしょうか。
それは魅力という、性なのですから
例えば、男同士だって、ゲイで無くても
恋人同士のような空気で*6、楽しい友達関係を
保っている事があるでしょう。
そしてそれは、同姓とセックスをしたらホモセクシャル
という概念への疑問であって、
一線を越えないだけで、
全ての男性は、ゲイになる種を持ち
全ての女性は、レズになる種を持っている。
という考えが当然だと、考えるからです*7
『あなたは、男、女、レズ、ゲイ』
って言い切ってしまう事は危険で、
多様な文化形態を享受しているのだから、
自分だって、許容してあげないと
今度は自分が誰かに、ドロップアウトされちゃう
って、危機感から来てると思うんですよ。
つまり、性的視線がマストだとしても
それは、即ちセックス出来るか否かではなく
個人の有する、何かしらの魅力が
友情においてマストであって*8
それに魅了される事、其れこそが即ち友情であると*9
だから、同性愛は自分には出来ない。
イクォール男女の友情は、僕の私の中で成立しない。
というのは、誤りである。
という事が言いたかったのですが、
余計に分かりずらくなってしまいましたね。
てへへ*10



で、何で最初に風俗の話をしたかというと
同性愛者を異形と見るか否かを争点にする為に、
頭の中にある、個別の偏見のあり方ってやつを、
摺りこませておきたかったからです。
風俗への敬意という情けを持たない失礼な奴。
という、摺りこみなんですが。
それが無い奴は、男女の友情にも偏見を持ち込む
自分の為の欺瞞を抱えたペテン師だぜ!
って事で。逆もまた然り!
御粗末

*1:と、口に出して言う事

*2:男と女の間に友情が成立するかって - watapocoの日記←ここらへんから「友情はセックスのない恋愛である」 - 大学生ニートblog←ここらへんまでって感じ。取り敢えず

*3:語弊あるかwwww

*4:セックスレスフレンド

*5:本人の意思とは無関係に。本人は、女性として見てもらいたい可能性がありますので

*6:自然でも人工でも

*7:だって女なんだから、男なんだから、なるかもはそうでしょ

*8:敬意という情けの有無

*9:友達の相談を受けていたら、そいつとセックスしてた、ってのがよくある話なのは、元々魅了されていたから友達だったというお話

*10:あらゆるジェンダーは、見た目で判断し難い所が、厄介なんだけどな。その為におねぇ言葉ってのを、一般流通させたんだけど。まだまだ、ルックスの持つ重要性ってのは、大きい訳よ。装飾も含めたルックスは、相互に帰属意識を補完させる、安心ツールって意味が、現代では最も大きい役割であって、リスクでもある