口語になった萌え〜

「萌え」を「萌え〜」と発音した人たち
ARTIFACT@ハテナ系

俺は今でも口語で「萌え〜」と言えない。恥ずい。
id:kanose氏は
『D'sGARAGE』の桃井はる子が思い当たるらしいが
自分はこの頃も今も、モモーイの発言は痛かったと思っている*1
この痛さが→かわいさや、ダメさになっていったのは想像に容易い。
と言う事は多分、一般的にではなく、
オタク的に「萌え〜」と口語に出しても
大して突っ込まなくなった、って事だと思う*2
で、俺は思うんだけど、オタク的にって事なら
椎名へきるが「へきへきもえもえ」言いながら
一般音楽誌やPOPJAMに登場し*3、半端ない空気をぶん巻き
お茶の間を、いっぱいいっぱいにしつつ
声優から歌手へ行こうと、もがく様が
過去のファンや、声優好きの方達のブーイングを呼ぶ
という、爆笑の時期があったように思う。
しかも、椎名へきるの痛さは、オタクじゃない人が
 おたくって、椎名へきるとか見て「萌え」て言うんでしょ。
って位には、なっていたように思うんだけど。
少なくとも俺の回りでは、椎名へきるをたまにいじる
どう見ても、おたくではない人が沢山いた。
声優知識なんか無くても、へきるネタ*4
鉄板でウケていたし、いじっていた。
と言う訳で時期的には、こちらの方が先ではないだろうか。
一部声優ファン発信で
この頃、「萌え〜」は既に、ギャグとしてオーライだったんちゃうかと*5


それとは、完全別に
アキバ系アイドルなんて言葉が無かった頃から、
秋葉原でアイドルのイベントは沢山あったと思うんだけど
その中で、少しでも媚びようと、
おたくっぽいワードを模索していた
アイドルと事務所は沢山あっただろうし。
ネットアイドルや、コスプレ文化の中で、
特権的な場所を留保しようとする心の動きもあるだろうし
通常のアイドルとの、差別化に使われたケースもあっただろう。
コミケが大きくなっていく過程*6や、
広義に置いてのアイドルの歴史を紐解か無いと、分からないけど
「萌え〜」って口語で言ってみようかな、て思うのは、
コミケではっちゃけた人達が、皆言ってるから安心して言える。
って条件の方が、ピッタリくる。
さらに、一部の場所の空気を引きずる、
「匂いのキツイおたく」って、今も昔も煙たがられるけど
彼等のお陰で、ネタ化に拍車がかかるのも事実。
ネタ消化した後は、使いやすい空気が産まれる。
コミケの空気を引きずり、ネタ化した人が
全国に散らばっていた、というのも一つの真理では。

*1:モモーイ的に忸怩なく言えてたのかが微妙で、俺はNOだと思った。慣れたかどうかは兎も角

*2:一般的にアングラ感を脱臭出来ていたかと言われれば、確実にNOだろう。

*3:声優の雑誌とかでは、どうだったのでしょうか?

*4:その頃はオタクネタのつもりでしたが

*5:本人は兎も角。ファンはボキのへきへきが言ってるんだから、照れずに言おう!せ〜の「萌え〜」あ…あれ一人?

*6:同人誌、コスプレ、エロゲ、アイドル、インターネット等がエクストリームし巨大化する