続きですので、前回のモノを先に読んでに☆


何故TVを見なくなったのか。それは、
お笑い&バラエティ番組しかやっていない
からだと僕は考えます。
 バラエティ番組を見ないと、
 TVを付けている時間が殆ど無くなる。
と、言うことは。TV=バラエティになっている
と、考えた訳です。


僕は常々思っていたのですが、
ここ数年で、根っこの部分において
お笑いが目的ではなく
手段になってしまってると感じています。
ネタ見せ番組の昂騰は、
それを顕著に表しているのではないでしょうか。
逆に、芸人以外の人が
客を笑わせるような事が、ステータスでもあり
今となっては標準装備された
持ちネタを持たないアイドルや歌手は*1
一人も居ないんじゃないでしょうか。*2
それどころか、アイドルがお笑い番組を持っている
ケースすら間々見られます。
しかも作り手が、客を楽しませると言う事と
客を笑わせると言う事を、勘違いしているような
番組も相当な数見てきました。


つまり、全員芸能人であって
芸人もアイドルも歌手も、肩書きはさほど意味を持たない。
それぞれの境界線が曖昧になっている
と言う状況を超えて、立場が逆転しているのではないか?
と、言う事です。
それは、職業ではなく、対等に人を見わける事ができ、
TVを見るときにそういったジャンル分けは
今までの方がおかしく、邪魔なのではないか?
と、思われる方もいるかもしれません。
しかし僕が思っていることは、それ以前にあるのです。
それは、
アイドルや歌手的人気・仕事が欲しいなら
芸人をやる方がてっとりばやい。
お笑い番組をやりたいなら、
アイドルや、歌手になって
面白い話をした方がてっとりばやい。
という、逆転現象が起こる事。既に起きている事。
それに強烈な違和感を覚えるのです。
それは”ギャップ”という
根底にある、ブーム*3が起こしてるともいえるかもしれません。
そして、”ギャップ”と言う言葉が隠している
責任放棄という名の甘え。ディフェンシブなリスクマネージメント
それがもたらす、緊張感の欠如が
僕がTVから遠ざかった、原因なのかもしれません。
順を追って説明します。

*1:俳優はまだギリギリのバランスを保ってるかな

*2:歌番組の司会者が芸人な事も、その一例でしょう。
 CDが売れないのなら、価値を上げる為にも
 こういった所から直す事も、念頭に置くべきなのでは?

*3:ギャップはいいものだ、と世間一般に既に認められている、
 という体で蔓延し、いずれ当たり前になった。
 と言う意味で、あえてブームと呼ばせて頂きます。
 が、ギャップが引き起こす悪も忘れてはいけません。